「ショーネン」(Hamada / Watanabe)

澄んだ眼をしたショーネンは　少しずつ大人になって

あの小説やあの映画にでさえ　もう涙も流さない

澄んだ眼をしたショーネンは　少しずつ深みに嵌（ハマ）りこみ

弾き手を忘れたエレクトリックギターが　今じゃ埃をカブってる

失われたショーネンに　明日はこないのか？

失われたショーネンよ　思い出しておくれよ

澄んだ眼をしたショーネンは　幾つもの修羅場（ヤマ場）を越えられず

信頼（アテに）していた夜からでさえ　今じゃ溢（コボ）れ堕ちそうさ

失われたショーネンは　「なぜ生きる？」と問われ

失われたショーネンよ　答えを出しておくれよ

愛情，なんて無情な感情　儚きモノと知る

友情　孤独　絶望　希望　混沌（こんがら）がって・・・

失われたショーネンに　柔らかなまなざしは

失われたショーネンよ　もう戻らない　戻れないのか？

失われたショーネンに　明日の美しさは

失われたショーネンよ　もう戻らない　戻れないのか？